2020年 5月26日 更新
こんにちは 龍馬です。(@ryomakaigo)
そんな方に向けて、僕の実体験から本心で書いていきます。
✔️本記事のテーマ
僕が勤めている『従来型・特養』の実態【本心で書いていく】
✔️記事の根拠や信頼
2020年4月1日から介護職を始めました。
無資格・未経験からのスタートです。
それまでは会社員を3年ほど続けていました。完全に異業種からの転職ですね。
現在進行形で、介護職を続けています。
証拠になるかわかりませんが、Twitterで僕の現状を毎日呟いています。
僕が勤めているのは施設型で、従来型の特別養護老人ホームです。
利用者さんの人数は50名前後、介護職員は15人ほどです。
まだ2ヶ月も働いていない新人ですね。
ただ、実際に働く過程で『従来型・特養の実態』を多少知ることができました。
実態といっても、主に僕が勤めている施設でのことです。介護業界の全体を知ったわけではありません。
リアルタイムで働いている、僕の実体験を元に【本心】でこの記事を書いていきます。
企業のサイトみたいに、建前だけで良いことしか書かない悪質なことはしません。
✔️僕から伝えたいこと
この記事は『介護職を始める前の僕。特別養護老人ホームか有料老人ホーム、どちらで働くか迷っていた過去の自分』に向けて書きました。
この記事を読むと『従来型・特養の実態。特養の良いところや悪いところ。どのような施設で、自分のイメージとあっているのか。』などを少しは知ることができると思います。
『これから介護職を始める。従来型・特養に興味がある。他の施設をもっと知りたい。』
そんな方々の役に立てればと思い、この記事を【本心】で書いていきます。
⑴僕が勤めている『従来型・特養』の実態

結論、僕が勤めている『従来型・特養』の実態は
- 3k(汚い、キツい、危険)はある
- 要介護の利用者さんが多い(9割車椅子)
- 激務になりやすい、重労働
- 腰や背中を若干痛めた(僕の場合)
- レクリエーションはほぼない
- 人間関係は良い
- 職員によって雑な介助をする
- 利用者さんとゆっくり話す時間はない
- 介助中にコミュニケーションを取れる
- やりがい、達成感がとてもある
- 様々な分野で成長ができる
- 思っていたよりホワイトな職場
- 生活の中で利用者さんの心に触れることができる
- 仕事は忙しいけど楽しい
こんな感じです。
以前の僕が介護職(特養)に持っていたイメージはこんな感じでした。
- 給料の割に業務内容が合っていない【あくまで最初は】
- 3k(汚い、きつい、危険)はあると思う
- 体幹や技術がないと身体を壊す【あれば別】
- 施設によってはブラックな職場もある
- ほか業種より人間関係が難しそう
- ほか業種では味わえない感動がある
- 人間としての成長ができる
http://ryomakaigo.com/care-workers-image/
こう比較してみると、イメージ通りなところが多いですね。
実際に働いてみるとイメージ通り悪いところはあるけれど、とてもやりがいがある楽しい仕事だと実感しました。
⑵『従来型・特養』の業務内容について

業務内容について深掘りしていきます。
先程も書いた通り、激務になりやすく重労働だったりします。
一日中、常に動き回っている感じです。
激務になりやすく、かなりの重労働
僕が勤めている特養では、介護度が高めで介助量がとても多いです。
そのため激務になりやすい傾向があります。
沢山の排泄介助、連続で移乗介助。
これらは人によってはかなりの重労働だと思いました。
かなり疲れる、腰や背中が痛くなる
毎日かなり疲れます。ヘトヘトになります。
そのせいか、腰や背中への負担がすごく痛くなることがあります。
実際に僕だけではなく、ベテラン職員の方も体を壊していたりします。
やりがい、達成感はすごい
仕事が大変な分、終わった後の達成感はすごいです。
それがやりがいになり、楽しいと思えるほどです。
常に動き回る、そのため汗だく
もうね、一日中動き回っています。
今の季節だとほんと汗だくになります。
特に排泄介助。
手や体全体を動かすので、息切れするほどです。
コールがバンバンなる
センサーマット(転倒防止)やコールが数分おきに鳴ります。
コール対応も重要な仕事です。
僕の勤めている施設では、コール対応を優先的にやれと言われています。
センサーマットを使っている利用者さんが多いからですね。
介助中ならば、目の前の利用者さんの安全を確保した後、コール対応に向かいます。
コール対応は結構大変ですね😅
利用者さんが50名前後いるので、数分に1回はコールが鳴ります。
僕が勤めている施設では、ピッチを持って行動します。
常に鳴っていないかチェックチェック✨排泄介助中に鳴るコール💧
業務を中断して全力で向かいます😤たまに家でもコール音が聞こえてしまう🙄
— 龍馬@12月からSEOディレクター (@ryomakaigo) May 23, 2020
排泄介助は10人連続
1日の流れで排泄介助をする時間が設けられています。
その流れに従って介助をしていくんですが、連続で10人ほど行います。
専用のカートを使って、流れるように排泄介助をやっていきます。
その際、使い捨てビニール手袋をつけて衛生面を確保しています。
陰部洗浄ボトルは1本で10人分
もしかしたら驚く方がいるかもですね。
僕が勤めている施設の場合、陰部洗浄ボトルは1本で10人分行います。
直接はつけない形でやりますが、人によっては不衛生だと思われるかもですね。
僕がやっている業務
- 排泄介助
- 移乗介助
- 離床
- 臥床
- 食事へのご案内
- 口腔ケア
- 記録打ち込み
今はこの業務がメインです。
理由は早番と遅番のみだからですね。
入浴介助や食事介助などは別のシフトの方がやっています。
あと、僕が業務を行っていて最近思うのが、
「本当に利用者さんに寄り添えているのか?」
そんなふうに考える時があります。
作業的になってしまっているのかも。そう思う時があるんです。
意識や工夫を僕なりにしていますが、それがやりづらいシステムになってしまっている。そう感じます。
システムについては後ほどまとめます。
⑶『従来型・特養』の職員や人間関係について

介護職員は全部で15人ほどです。看護師さんは3人ほど。
施設内に常駐している職員は5、6人ほどです。
早、日、遅、夜 とシフト分けされています。
利用者さんに対して友達感覚で接する職員もいる
職員によって利用者さんに対する考え方や接し方が全然違います。
そのため、利用者さんに対して友達感覚で接する職員も中にはいます。
施設自体がそれを容認してしまっているのかもしれません。
ですが、僕はそうはしないと反面教師にしています。
職員によって介助方法や考え方が違う
新人の頃(今も新人ですが)教えていただく際に、色んな職員の介助方法を学べました。
その時思ったのが、介助方法が人によって全然違う。
そして、仕事に対する考え方も全然違いました。
なので新人からすると、どれをベースにしていけばいいのかと、少し困惑していました。
⑷ 『従来型・特養』の施設内システムについて

職員一人では変えられないようなことがあります。
利用者さんと深く関われない
人手不足とか関係なしに、激務(時間に追われる)になるようなシステムが作られているように感じています。
シフト毎の仕事量、やるべきことが多いと感じるからです。
そのため、ゆっくりと利用者さんと関わることはできません。
忙しい介助を通してのコミュニケーションがほとんどです。
仕事なので仕方がないことですが、利用者さんと本当に向き合えているかと聞かれると
答えはNOです。
http://ryomakaigo.com/business-user-priority/
レクリエーションがほとんどない
レクリエーションがほとんどありません。職員がレクをやる機会なんて、ほぼほぼないですね。
それほど、基本的な業務に追われているのかもしれません。
施設の方針やシステムで、利用者さんに楽しんでいただく要素があまりないように感じます。
⑸『従来型・特養』の利用者さんについて

特養なので、要介護度が高めの方が多いです。
そのため、介助をするにも工夫が要ります。
コミュニケーションは介助を通して
介助を通しての関わりがほとんどです。
ただ、その介助を通しての利用者さんから「ありがとう」を1日に何回も聞くことができます。
介護度が高く、8割の利用者さんが車椅子
最初、施設見学をしたときに少し驚きました。
8割の利用者さんが車椅子です。
1割はなんとか歩行ができる方。もう1割は寝たきりの方です。
なのでほとんどの方が要介護4か5です。
認知症の方がほどんど
9割の利用者さんが認知症です。
なので、僕が言ったことも数分後には忘れています。
最初は対応の難しさに困惑しました。
利用者さんの人数が多い分、いろんな方と関われて楽しい
50名前後の利用者さんがいます。
なので、色んな方と関われてとても楽しんでいます。
http://ryomakaigo.com/characteristic-remember-pleasant/
⑹ 僕が勤めている『従来型・特養』のまとめ
ザックリとまとめましたが、僕の勤めている『従来型・特養』はこんな感じです。
悪いところもあれば良いところも沢山あります。
介助量が多く、肉体的に疲れます。その中で利用者さんと関わることができています。
しんどいと感じる時もありますが、とても楽しく仕事をしています。
この記事で書いてあることは、僕が勤めている施設でのことになります。
介護業界の実態!とかでは決してないです。
それでも参考になれば幸いです。
